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港町Pittenweem
エディンバラから北に約車で30分、イギリスをうさぎとするならうさぎの顎あたりにいくつかちいさな港町があります。昔はここはFife王国、また別の国でした。その港町のひとつがPittenweemです。
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つい最近までこのPittenweem漁港から直接宅急便で魚を送ってもらっていました。どうしてもイギリス人は魚の新鮮さにあまりうるさくなくて(もちろん生で食べないせいもあるとは思いますが)スーパーやfishmongerで買う魚はいちばんあたらしくて多分1−2日遅れ。なかなかいい魚が手に入らなかったからです。(ただイギリス人はパンに関してはうるさいというか、パンが古いということにはすごくこだわりがあるよう?どこのレストランでもパンはおいしいと思います)

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異変が起きたのはつい最近。

この魚宅配便サービスがほぼ中止になってしまいました。理由はヨーロッパ全体で魚の数がすごい勢いで減っていて、魚の捕獲を抑制するため、穫る魚の量を規制する決まりができ、スコットランドの漁師が仕事を続けられなくなったり、漁港がつぶれたり、、、そしてこの利用していた漁港も人手不足(解雇)。

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うちの食卓が魚主体の生活になったのは約5年前、肉牛の穀物飼料を減らせば世界の飢餓救えるというニュースを見て。

[世界のトウモロコシ年間生産量 約六億トンのうち、約四億トンまでが穀物飼料に使われているそうです。その穀物飼料の一割でも人の食用に回せば、世界から餓えはなくなるというのです。もしそうした場合、肉の生産量 は減りますが、それは米国人と日本人が五回に一回、肉料理を減らすだけでしかありません。富める国が貧しい国の食卓を奪っているのです]

インドネシアを旅行した時に目の前で豚や水牛がお葬式のために殺されるところを見た日、拍車がかかった。肉を食べなくても生きていけるはず、と思ってやってみたらできる。たくさんの種類の野菜や豆を使えばもっと健康的でもっとおいしいものができる 例)ミラさんの食卓、ことをそれから少しづつ勉強したのです。

いま魚も危機。海にいるカモメがおなかをすかせてまるでカラスのように町のゴミあさりをはじめるようになってしまっています。地球は病んでいるのかもしれない。

肉はやめたし、魚も危機。こうなったらベジタリアンへの道を歩み始めるしかないのかなあ。
by ninotika | 2004-09-19 02:05 | TRAVELLING


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